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Author:chifuru
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『ぼくの・稲荷山戦記』
今年は北海道で「洞爺湖サミット」がありますね。ホスト国としてしっかりやっていただきたいと思います。「排出権取引」なんていうインチキはダメですよ。もちろんそのためには僕らもできることはやらなきゃいけないですけどね。というわけで今日はこんな作品を。
『ぼくの・稲荷山戦記』
著者 たつみや章
発行 講談社
こんなお話(・_・)
中学一年生のマモルは、タバコ屋を営みながら稲荷山の神社を守るばあちゃんと二人暮らし。ある日、守山と名乗る美青年が現れて家に下宿することに。長髪に着物姿という奇妙な風体の守山に、その正体と神社の秘密、さらに稲荷山に隠された古墳の存在を明かされたマモルは、山の開発計画阻止を狙う守山と協動を始める。山と古墳を守るための戦いの中で、マモルはそれらが自分にとって重大な意味を持つものであることを知るのだった。
ここがイイ!(^。^)v
環境問題への関心が高まってますが、まだまだ人間基準の価値観の方が強いという気がします。自然は資源としてあるわけではなく、それぞれが命なんですね。で、古来日本人はそれらの背後に神を見出してきました。この物語でマモルと守山さんが稲荷山をどうしても守らなければならない理由が、実はそのあたりにあります。人間中心の価値基準しか持たない相手に対し、古墳発見を一大ニュースにして開発を止めようとする守山さん。本当は暴きたくないその古墳の発見の場に大勢の人間を集めて、一世一代の大作戦を決行する彼の運命は? 古墳の中でマモルが見たものとは? そしてこの戦いはマモル達にとって勝利なのか、それとも……? 読後は自然の大きさ、それに対する人間の小ささを痛感しますが、同時に作中度々登場する「否念」という言葉の重さも感じます。決して説教臭くなく、奇麗事だけでもなく、それでいて何かを考えるきっかけをくれる、そんな物語です。
人間、自然からいただくものはいただかなければ生きていけません。でもだからこそ、なるべく余分にはいただかないように気を付けたいですね。命をいただいてるわけですからね、やっぱ。今ちょっとしたエコブームが起こってるとすれば、例えばこちらも今ブームといわれているスピリチュアリズムなんかと結びつけば効果倍増!。(^。^)。かもしれないですね。エコにしてもスピリチュアルにしても、ブームだけで終わってほしくないですね。目には見えないものを、それでもあるのかもしれないというちょっとした想像力から、優しさとか、心の余裕みたいなものが生まれてくるのかな、なんて思います。まあなにはともあれ、身近なことから実践あるのみ!ですね。
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